副パパこんにちは。家電修理が仕事の副パパです。



乾燥が終わっても服がまだ湿っている…前はこんなことなかったのに…
ドラム式洗濯機は、使っていくうちに乾燥機能が低下していきます。これが弱点です。
2026年10月1日に発売されるパナソニックの新型ドラム式洗濯機には、乾燥長もちユニットが採用されます。乾燥機能が低下する原因を、構造から抑えてくれる仕組みです。
これまでは、乾きが落ちるたびに掃除や修理が必要でしたが、新型ではその手間とコストが抑えられるはずです。買い替えの時期も、その分だけ先に延ばせるかもしれません。
本来なら型落ちをおすすめしますが、今回は新型のNA-LX127F、NA-LX129Fもおすすめです。
- 新型の目玉「乾燥長もちユニット」で何が変わるのか
- NA-LX129FとNA-LX127F、4機種はそれぞれ何が違うのか
- 型落ちと新型、どちらを選ぶべきか
- 新型でも必要になるお手入れ
購入を考えている方には、必ず知っておいてほしい情報です。
NA-LX127F/129Fは2026年10月1日発売


ラインナップは4機種。洗濯12kg・乾燥6kgは、全機種で共通です。
※パナソニック公式ストア価格・2026年8月時点。実際の売値はこれより安くなると思います
表で気づいてほしいのは、今回の目玉である乾燥長もちユニットが、上位2機種にしか付かないことです。
ニュースでは「新型に搭載」としか書かれていません。123Fと125Fを選ぶと、一番の目玉が付いていない機種を買うことになります。
サイズは4機種とも共通で、幅639×奥行732×高さ1,060mmです。旧型より奥行が10mm深くなりました。
防水パンに収まらないこともあります。買い替えの前に、置き場所の寸法だけは測っておいてください。
新型の目玉は「乾燥長もちユニット」


今回の新型で、僕が注目している一番大きな変更がこれです。
業界初のサイクロン方式で、熱交換器への髪の毛の侵入を99.9%以上ブロックするとされています。
※「業界初」「99.9%以上」はパナソニック公式の表記です
乾かなくなることが、ドラム式洗濯機の一番大きなデメリットです。これまでの対策は、詰まってから掃除するというものでした。
今回はそもそも詰まらせないという発想に切り替わっています。
この情報を見たときは、さすがパナソニックだと思いました。
ドラム式洗濯機は2〜3年で乾きが落ちる
ドラム式が乾かなくなる原因は、ほとんどが熱交換器に付着したホコリと髪の毛です。
乾燥のたびに衣類から出たホコリや髪の毛が、少しずつ熱交換器の表面に溜まっていきます。フィルターだけでは全部を取りきれません。
詰まってくると風量が落ちて乾かなくなります。
目安は2〜3年です。ただし家族の人数やまわす回数、ペットの有無によって変わるので、あくまで目安として見てください。
業界初のサイクロン方式で熱交換器を守る
従来の機種にもフィルターはありました。それでも細かいホコリや髪の毛は通り抜けて、熱交換器まで届いてしまいます。
新型はここにサイクロン方式を入れています。サイクロン式の掃除機と同じで、ホコリを分離する仕組みです。
実物はまだ触っていないので、どこまで効くのかは現場で見てから判断したいと思っています。
修理を頼めば5万円
熱交換器が詰まると、修理費は5万円ほどかかります。
部品の交換代、工賃、出張費を合わせた金額です。
詳しくはパナソニック洗濯機のヒートポンプユニット交換費用の記事にまとめています。
仮に寿命を7年とすると、2〜3回の修理が必要になる計算です。合計すると10〜15万円になります。
7年としたのは、部品の保有期間から考えた目安です。
- 熱交換器の詰まりを直すと、1回あたり5万円ほど
- 寿命を7年とすると、2〜3回で10〜15万円
なお、熱交換器の表面に付いたホコリなら、自分で掃除して取ることもできます。
やってみると、思っているほど大変ではありません。手順は100均グッズで乾燥フィルターの奥を掃除する方法にまとめたので、読んでみてください。
おすすめはNA-LX127F


4機種の中で、僕がすすめるのはNA-LX127Fです。
理由は2つあります。サイクロン方式の乾燥長もちユニットが付いていることと、価格差です。
125F・123Fに乾燥長もちユニットは付かない
下の2機種には、今回の目玉である乾燥長もちユニットが付いていません。
それだけではなく、60℃の温水スゴ落ち泡洗浄も127F以上の機種にしかありません。
温水洗浄はあったほうがいい機能です。僕も使っています。
さらに123Fには、トリプル自動投入も付きません。
ここまで削られると、この2機種を選ぶ意味は薄くなります。
129Fとの違いは4万円分のナノイーXだけ
129Fと127Fを比べると、乾燥長もちユニットはどちらにも付いています。
違いはナノイーXがあるかどうか。それだけで約4万円の差になります。
ナノイーXに効果があるのかどうかは、僕には分かりません。
127Fでも、ドラム式のメリットは十分に引き出せます。
その他の新機能は必要か


今回の新型では、乾燥長もちユニット以外にも4つの変更があります。
修理をしている立場から、1つずつ見ていきます。
| 新機能 | 僕の評価 |
|---|---|
| トリプル自動投入の自動洗浄 | 便利。ただし故障が増えないかは気になる |
| 洗濯中の運転音が静かに | 静かになったのは歓迎。新しい部品なのは気になる |
| フルドット液晶+操作リング | 使い勝手は未知。部品代は上がりそう |
| AI運転時間予測 | ほったらかしの場合、必要性が薄い |
トリプル自動投入の自動洗浄
液剤の通り道を、自動で洗ってくれる機能です。これも業界初とされています。
洗濯機は毎回、洗剤と柔軟剤を入れる手間があります。自動投入はその手間を減らしてくれるので、あると便利な機能です。
ただ弱点もあって、詰まりや動作不良で、洗剤や柔軟剤が投入されないことがあります。タンクの中身が減らなくなるのが、そのサインです。
自動洗浄で通り道の詰まりが解消されるなら、故障も少なくなるかもしれません。
ただし自動で洗ってくれるのは通り道だけです。タンクそのもののお手入れは、これまでどおり必要になります。
構造が複雑になる分、別の故障が増えないかは気になっています。
洗濯中の運転音が静かに
脱水時の運転音が低減されました。
| 洗い | 脱水 | 乾燥 | |
|---|---|---|---|
| NA-LX129F・127F(新) | 32dB | 36dB | 48dB |
| NA-LX129E・127E(旧) | 32dB | 41dB | 46dB |
※騒音の目安:30dB=ささやき声/40dB=図書館の中/50dB=普通の事務所内(パナソニック公式より)
下がったのは脱水で、41dBから36dBになりました。
理由は2つあります。運転音をより抑えるDDモーターに変わったことと、槽の振れを抑える流体バランサーが5重から7重になったことです。
これまでの機種は脱水のときのモーター音が分かるレベルでした。そこが5dB下がったのは、実感として大きいと思います。
ただ、DDモーターは新しく載せたものです。どんな不具合が出るかは、まだ分かりません。
部品代が高くなりそうだというのも、修理をする側としては気になります。
フルドット液晶+操作リング
操作部が変わりました。液晶に表示される内容に沿って、リングを回して選ぶ方式です。
正直なところ、使っていないので使い勝手は分かりません。
気になるのは部品の価格です。液晶とリングが一体になったパネルなので、壊れたときの部品代は上がると思います。
僕が使っているNA-LX127Dはボタンタイプです。
パッと見てどこに何があるか分かるので、個人的にはボタン操作のほうがよかったというのが本音です。
型落ちと新型、どっちを選ぶか


123F・125Fを考えているなら型落ちでいい
すでに書いたとおり、123Fと125Fには乾燥長もちユニットも温水洗浄も付いていません。
新型を選ぶ理由が乾燥長もちユニットだとすれば、この2機種にその理由はありません。
その予算なら、型落ちのほうがいいと思います。
差額と修理費、どちらが安いか
新型127Fと旧型127Eには、それなりの価格差があります。
一方、熱交換器が詰まったときの修理費は1回5万円ほど。仮に寿命を7年とすると、2〜3回で10〜15万円という計算でした。
つまり修理を業者に頼む前提なら、差額を出して新型を選ぶ意味はあります。
今すぐ要るか、値下がりを待てるか
旧型が安いのは、発売から1年近く経って値下がりしたからです。新型も同じように下がっていきます。
実際、旧型2機種はこう動きました。
| 機種 | 初値 | 現在 | 値下がり率 |
|---|---|---|---|
| NA-LX127E | 348,479円 | 240,000円 | 31.1% |
| NA-LX129E | 371,580円 | 314,040円 | 15.5% |
※初値は2025年10月、現在は2026年8月。価格.comの価格推移より
127Eは10ヶ月で31%下がりました。一方で129Eは15%ほど。上位機種のほうが下がりにくいという傾向が出ています。
僕がNA-LX127Dを買ったときも同じでした。前年の10月に発売された機種が、5月には26万円台まで下がっていました。
今すぐ必要なら、型落ちの127Eという選択があります。待てるなら、新型が下がるのを待つ手もあります。
買う前に、後悔した人の話も読んでほしい


ここまで新型のいいところを書いてきました。でもドラム式には、後悔している人が実際にいます。
修理の現場でよく聞くのは、この3つです。
- 洗濯物が乾かなくなる
- お手入れが面倒
- 縦型よりも故障が多い
1つ目の「乾かなくなる」は、今回の乾燥長もちユニットが狙っているところです。ここは期待できます。
ただ2つ目と3つ目は、新型になっても消えません。
熱交換器が守られても、乾燥フィルターと自動投入タンクのお手入れは、これまでどおり必要です。掃除がゼロになるわけではありません。
構造が複雑なぶん、縦型より故障が多いという点も変わりません。
このあたりはドラム式洗濯機を「二度と買わない」理由にまとめています。買う前に、こちらも読んでおいてください。
まとめ
パナソニックの新型ドラム式は、2026年10月1日に発売されます。
僕が注目しているのは、乾燥長もちユニットです。
乾燥経路の詰まりは、修理で一番多く見てきた症状でした。今回の新型は、ドラム式洗濯機のデメリットを改善してきています。
僕はこれまで、型落ちをすすめてきましたが今回は違います。
詰まりを防げるなら、熱交換器の修理を減らせます。本体の差額を出しても、トータルでは新型のほうが安く収まるかもしれません。
同じ一台を、より長く使える可能性があります。
| こんな人 | おすすめ |
|---|---|
| 乾燥の詰まりを避けたい | NA-LX127F(新型) |
| 予算を抑えたい/今すぐ必要 | NA-LX127E(型落ち) |
| 急いでいない | 新型の値下がりを待つ |
| 予算に余裕がある | NA-LX129F |
今回の新型には、期待が持てます。買い替えを考えているなら、候補に入れてみてください。









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