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こんにちは家電修理を仕事にしている副パパです。
エコキュート室外機から水漏れしているけど大丈夫かしら…
どうすればいいの?
何年も使ってきたエコキュートから、急に水漏れやエラーがでると焦ってしまいますよね。
パナソニックのエコキュート室外機(ヒートポンプユニット)本体からの水漏れは、
原因のほとんどが温水コイルという部品からの漏れです。
放置すると水道代が一気に上がるうえ、修理費用も10万円を超えてくる重整備になります。
この記事を読めばパナソニック製室外機の水漏れについて修理か交換の判断基準も分かります。
- 水漏れの原因が温水コイルか見分ける方法(F24エラーの正体も)
- 修理費用が10万円を超える3つの理由
- 修理と交換どっちが得か、補助金まで含めた判断軸
僕は家電修理の仕事でパナソニック製エコキュートの水漏れを何件も診てきました。
現場で見てきた本音もそのまま書きます。
あなたのお家の水漏れがどんな状態なのか確認してみてください。
パナソニック室外機(ヒートポンプユニット)水漏れはほぼ温水コイルが原因


パナソニックのエコキュート室外機(ヒートポンプユニット)から水漏れしているとき、原因のほとんどは温水コイルという部品です。
温水コイルは室外機の内部に取り付けられている部品で、ヒートポンプユニットを構成する重要パーツのひとつ。
家電修理の現場でパナソニック製エコキュートの水漏れを何件も見てきましたが、パナソニックは特にこの部品からの漏れが多い印象です。
温水コイルとは


温水コイルは、室外機の中で水を温めてお湯にする心臓部です。
コイル状になった銅パイプの中を、高温のガスと水が同時に通る構造になっています。
ガスの熱が銅パイプを通して水へ伝わり、冷たい水が短時間でお湯に変わる仕組みです。
温水コイルから水漏れする原因
長年使っていくと、銅パイプが内側から少しずつ削られて小さな穴(ピンホール)が開きます。
そこから水がじわじわ漏れ始めるのが、温水コイル水漏れの典型パターンです。
ピンホールは1ヶ所だけでなく、同じ温水コイルに複数できていることも珍しくありません。ひとつ穴を塞いでもまた別の場所から漏れるのは、こうした構造的な理由からです。
井戸水を使っている地域や、地下水のミネラル分が多い地域では、10年も経たずに温水コイルから漏れるケースもあります。
正直、こうした水質の家にはエコキュート以外の給湯器がおすすめです。
水漏れと結露の違い
結露と水漏れは、水が出るタイミングで見分けられます。
結露はエコキュートが沸き上げ運転中だけ水滴が出る、自然な現象です。お湯を沸かすときに冷たい外気と熱い金属が触れ合うため、空気中の水分が水滴になって出ます。冷たい飲み物のコップに水滴がつくのと同じ原理ですね。
一方の水漏れは、運転中も停止中も常に水が出続けるのが特徴です。
運転を止めても水が出てるなら、ほぼ水漏れと思っていいよ
温水コイルからの水漏れはこんな症状になる


温水コイルから水漏れしているときに出やすい代表的な症状を3つまとめます。
エラー表示F24が出やすい
F24は「冷凍サイクル異常」を示すエラーコードです。
エコキュートは「お湯ができていない=冷媒の流れに異常があるはず」と判断する仕組みになっています。
実際は温水コイルから水が漏れて熱が逃げているだけなのですが、エコキュート本体はそれを直接検知できません。結果として「冷凍サイクル異常(F24)」として警告を出します。
つまりF24は「お湯が作れていない」ことをエコキュートが知らせている証拠で、その裏には温水コイルからの水漏れが隠れていることが本当に多い、というのが現場の感覚です。
F24と温水コイル水漏れは、現場でセットで出ることが多いです。
F24が出ている+室外機の下が濡れている、この2つが揃ったらほぼ温水コイルだと思ってOKです。
室外機から常に水漏れの音がする
結露水と違って、温水コイルからの水漏れには勢いがあります。
ピンホールから水が押し出されるため、室外機から「シュー」という連続音が聞こえることが多いです。
夜の静かなときに室外機の前に立ってみると、漏れ音に気づきやすくなります。
水漏れ位置は室外機の底面全体
温水コイルの水漏れは、室外機の底面から漏れるのが特徴です。
温水コイルはヒートポンプユニットの底面を全体的にカバーするように取り付けられているため、漏れた水は底面全体を濡らします。
「室外機の下の地面が広い範囲で濡れている」「底面全体が濡れている」状態なら、温水コイルからの漏れの可能性が高いです。
室外機から水漏れを発見したらすぐにやる3つのこと


室外機からの水漏れを見つけたら、被害を広げないために以下の3ステップで対応してください。
①止水栓をとめる
温水コイルの水漏れは、止水栓を閉めない限り止まりません。
水道代の高騰や床下への被害を防ぐため、まずは止水栓を閉めて水を止めましょう。
②ブレーカーを切る
水漏れしたまま運転を続けると、異常をくり返し検知してエコキュートに負担がかかります。
分電盤のエコキュート専用ブレーカー、または本体のブレーカーを切って、いったん運転を止めてください。
③業者にすぐ連絡する
水漏れは放置しても自然には直りません。電源リセットで様子を見るのもおすすめしません。
水漏れの程度が軽ければ使用を続けることもできますが、そのまま使ってよいかは業者に判断してもらうのが安全です。
放置するとどうなる?


水漏れに気づいても放置してしまうと、次のような事態に進みやすくなります。
エラーコードが出てお湯がたまらなくなる
水漏れが続くとエコキュートが異常を検知し、沸き上げを自動停止します。
異常コードが出たままになると、タンクに新しいお湯が貯まらず、家中のお湯が出なくなる状態になります。
水道代が一気に上がる
水道の元栓は常に開いているため、漏れた分だけ水が流れ続けます。
満水検知がうまく働かない状態だと、1か月で数万円水道代が上がるケースもめずらしくありません。
床下や基礎にダメージが広がる
漏れた水が長期間にわたって地面や基礎部分にしみ込み続けると、家の基礎や外壁にまでダメージが及ぶことがあります。
とくに室外機が建物にぴったり寄せて置かれている家は要注意。外壁の変色やシロアリ被害につながるケースもあるため、気づいた時点で早めの対応が結果的に一番安く済みます。
水道代がじわじわ上がってる時は、まず室外機の下を確認してみて
ヒートポンプユニットの温水コイル交換はどんな修理になるのか
温水コイル交換は、エコキュート修理のなかでも重整備に分類される作業です。
温水コイルの交換手順


温水コイルは室外機の底面に取り付けられている部品。取り出すには、室外機を一度バラバラに分解する必要があります。
大まかな作業の流れは次のとおりです。
- 室外機の外装パネルを外す
- 内部の配管・配線を外す
- 古い温水コイルを取り出す(ガス使用)
- 新しい温水コイルを取り付ける(ロウ付け作業)
- 冷媒ガスを充填し、動作確認する
3〜4時間ほどの手間のかかる作業です。
業者によっては部品交換せずピンホールだけ塞ぐ修理を提案してくることがあります。
ただし、ピンホールは1ヶ所ではなく複数できていることが多く、近いうちに別の場所からまた漏れます。多少高くても部品ごと交換するのがおすすめです。
修理費用が10万円以上かかる3つの理由


温水コイルの交換作業は10万円を超えるケースがほとんどです。
その理由は次の3つです。
①ロウ付けが必要な作業だから
温水コイルの配管接続は、ロウ付け(ブレージング)という特殊な接合作業です。
普通の家電のようにネジで止まっているわけではなく、銀ロウを使って金属同士を高温で溶かして接合します。
専用の工具と高い技術が必要で、そもそも作業できる人が限られるのが現実です。
②部品代がそもそも高い
温水コイルそのものは、銅パイプの塊です。
銅は世界相場で年々値上がりしているうえ、温水コイルは水とガスが両方通るように特殊加工されているので、汎用パーツより割高になります。
③二酸化炭素ガスの充填が必要
エコキュートはお湯を沸かす冷媒として二酸化炭素(CO2)ガスを使っています。
修理で配管を切り離した後は、新しいCO2ガスを充填し直す必要があります。
充填用のガス代が別途かかるため、修理費用がさらに積み上がります。
技術料+部品代+ガス代がすべて積み上がるため、温水コイル交換は10万円超が標準と考えてください。
ぼったくりではなく、作業の中身がそれだけ重いということです。
10万円超えるのには理由があるから、知っとくと業者を疑わずに済むよ
どこで修理できる?


温水コイル交換ができる業者はかなり限られます。技術と部品の両方が必要だからです。
基本はメーカー修理になる
温水コイル交換はメーカー修理になることが多いです。
地元の設備会社や電気屋さんに依頼しても、結局はパナソニックのサービスへ外注されるケースがほとんど。
純正部品が確実に手に入るうえ、過剰な部品交換も少ないので、保証期間内ならメーカー修理が第一候補です。
ただし、メーカー修理は予約から訪問までに1週間程度かかることもあります。お湯が完全に止まる前に、早めに連絡しておくのが安心です。
メーカーが修理を断るケースもある
パナソニックの部品保有期間はおおむね製造打ち切りから10年。
機種が古く部品供給が終わっている場合は、メーカーから「修理できません、買い替えてください」と言われることがあります。
ですが、その期間を過ぎても後継機種に同じ部品が使われていれば修理は可能です。
一度問い合わせしてみましょう。
修理と交換どっちがいい


修理にするか交換するかは、使用年数と修理費用の比較で判断します。
使用年数・修理費用・補助金を含めた判断基準は、以下の記事にまとめています。


交換になった事例
先日、温水コイルの修理を依頼されたお宅では、2010年式で16年経過しておりすでに部品供給が終わっていました。
水漏れもひどくお湯が貯まらない状態だったので、最終的に買い替えを選択。
工事日までの数日間、ご家族は近所の温泉に通ってしのいでいたそうです。
15年を超えると、こうしたケースが本当に増えてきます。
故障する前に交換しておくのも、ひとつの判断です。
まとめ|水漏れはほぼ温水コイル。修理費は10万円超
パナソニック室外機の水漏れは、そのほとんどが温水コイルが原因です。
ロウ付け・銅部品・CO2ガスが必要なため、修理費は10万円を超えます。
使用年数が長いなら、修理より交換のほうが安く済むこともあります。
放置するとお湯が貯まらなくなり、部品供給が終わった機種は修理できません。
まずは点検で修理費の見積もりを取り、使用年数と並べて判断してください。









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